リフォームを計画する際、多くの人が「柱を撤去して広い空間を作りたい」と考えます。
しかし、実際には構造上の理由で抜けない柱が存在し、その取り扱いに不安を感じることも多いでしょう。
この記事では、リフォームにおいて抜ける柱と抜けない柱の見分け方について詳しく解説し、不安を解消して安心してリフォーム計画を進められるようサポートします。

□リフォームで抜ける柱と抜けない柱

日本の木造住宅で広く採用されている軸組工法では、柱にはそれぞれ役割があり、抜ける柱と抜けない柱が存在します。
まずは、その特徴を理解することから始めましょう。

*抜ける柱の特徴

木造軸組工法の建物には、通し柱、管柱、間柱という3種類の柱があります。
このうち、抜ける柱は管柱の一部と間柱です。

・管柱

管柱は柱や桁で階ごとに分断されているもので、一部の管柱は補強によって撤去が可能です。
直情の柱や桁を補強することで、抜けることができます。

・間柱

間柱は構造部材ではなく、壁の下地材を貼るための柱です。
多くの間柱は撤去が可能ですが、壁量のバランスや筋交いの存在などにより、全ての間柱を抜くことができるわけではありません。
特に、構造用合板が貼られている場合には、筋交いの設置が必要となります。

*抜けない柱の特徴

一方、抜けない柱は建物の構造を支えるために不可欠な柱です。

・通し柱

2階建て以上の木造軸組工法の住宅では、四隅などに設けられる通し柱が代表的です。
これらは土台から軒まで通り、建物の強度を確保するために重要な役割を果たしています。
一般的に120ミリ角や135ミリ角の太い柱が用いられ、耐震性の観点からも抜くことはできません。

・管柱

管柱もまた、床や壁を支える構造部材です。
105ミリ角から120ミリ角の柱が一般的で、耐震性や強度の観点から基本的には抜けません。
ただし、補強を施すことで一部の管柱は撤去可能です。

□抜けない柱の見分け方

リフォームを進める前に、抜けない柱を見分ける方法を知っておくことは重要です。
設計図面の見方や構造的な特徴を理解することで、ある程度判断がつくこともあります。

1:図面の確認

建物を設計した会社に図面が残っている場合、平面図を確認することで柱の位置を把握できます。
図面には通し柱・管柱が示されており、四角の中に2本の線が×印で引かれている場所がそれに該当します。
通し柱の場合、さらに丸で囲まれていることが多いです。
一方、間柱がある場所には斜め線が一本だけの記号が引かれています。

2:凡例の確認

多くの図面には、下部に凡例が記載されています。
どの記号がどの内容を表しているかを一度確認し、平面図を理解することが大切です。
耐力壁や筋交いの記号も確認し、リフォーム計画に役立てましょう。

3:古い建物の場合

古い建物では、図面が残されていない場合や、過去のリノベーションにより新築時の状態と異なっていることがあります。
この場合、柱や筋交いの必要性を判断するためには、専門家の検討が必要です。
自分で確認するのはあくまで目安とし、プロの意見を重視しましょう。

□まとめ

リフォームを成功させるためには、抜ける柱と抜けない柱の見分け方を理解することが不可欠です。
木造軸組工法では、管柱や間柱が抜ける場合がありますが、通し柱や大部分の管柱は構造上重要な役割を持つため、撤去することはできません。
また、設計図面を確認し、専門家の意見を取り入れることで、リフォーム計画を安心して進めることができます。
この記事を参考に、不安を解消し、理想のリフォームを実現してください。

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