デザインにこだわりを持っている方の中には、常に新しい住空間のアイデアを追求している方もいらっしゃることでしょう。
空間にオリジナリティを加え、生活に新たな息吹を吹き込む方法として、段差のある家のデザインが注目されています。
今回は、段差を活かした住空間作りのメリットとデメリット、さらに実用的なデザインアイデアを探求してみましょう。

 

□段差のある家のメリット・デメリットとは?

 

*段差のある家のメリット

 

1:オープンに空間を区切れる

壁やドアで部屋を仕切ると、視界が遮られ圧迫感を感じがちです。
しかし、段差を用いることで、視界を保ちつつ自然な空間の区切りを実現できます。
これにより、開放感のある住空間を創り出せるのです。

 

2:収納を増やせる

空間を立体的に利用することで、通常の間取りよりも多くの収納スペースを確保できます。
例えば、スキップフロアで床を高くした場合、その下部分を巧みに収納スペースとして活用が可能です。

 

3:コミュニケーションを促進する空間づくり

段差は、家族間のコミュニケーションを促進する効果もあります。
例えば、LDKからスキップフロア、そして2階に続く間取りでは、家族の存在を常に感じながら各自の活動ができるため、家族の絆を深める助けになります。

 

*段差のある家のデメリット

 

1:つまずいたりぶつかったりする危険性

特に小さな子どもや高齢者にとって、段差は転倒のリスクを増加させます。
バリアフリーではないため、安全面には特に注意が必要です。

 

2:コストの問題

段差を作るには追加の材料と手間が必要です。
特に、構造や配線への影響を考慮する必要があり、それらに伴う追加コストを考慮する必要があります。

 

3:掃除の手間

段差部分はホコリやゴミが溜まりやすく、清掃の手間が増える傾向にあります。
また、ロボット掃除機の使用にも制限が出る可能性がある点を考慮する必要があります。

 

 

□家に段差を作る例を紹介!

次に、段差を活かした実例とそれぞれの特徴を見ていきましょう。

 

1:スキップフロア

中2階のようにフロアの高さをずらすスキップフロア。
これにより、家族がそれぞれの活動をしながらも、一体感を保てるのです。
また、スキップフロアの下を収納スペースとしても活用できます。

 

2:ダウンフロア

数センチの段差をつけて空間を仕切るダウンフロア。
これにより、壁を作らずに機能的な空間分割が実現できます。
例えば、寝室と書斎を段差で緩やかに区切られるのです。

 

3:サンクンリビング

リビング部分だけを沈ませるサンクンリビング。
この設計により、リビングがよりプライベートな空間としての機能を持ちます。
ソファを配置することで、ゆったりとした空間を演出できます。

 

4:小上がり畳スペース

畳のスペースを少し高くする小上がり畳スペース。
これにより、フローリング上で立っている人や椅子に座っている人との視線の高さを合わせられ、コミュニケーションを取りやすくなります。

 

□まとめ

今回は、段差のある家のデザインについて、そのメリットとデメリット、実用的なアイデアを紹介しました。
空間の使い方における新たな可能性として、段差を取り入れた住空間設計は、デザインにこだわりを持つ方にとって魅力的な選択肢です。
しかし、それには安全やコスト、メンテナンスの面での配慮も必要です。
自分らしい空間を追求する際に、これらのポイントを考慮し、より充実した住空間を実現させましょう。

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